無垢材はつかうほどに味わい深くなるのが魅力の自然素材。きちんと手入れをすれば、美しさを保ったままずっとつかえて、よりいっそう魅力的な家具になります。今回は、無垢材のお手入れ方法をご紹介します。
必要な道具をそろえましょう
無垢材の手入れをするにあたって、以下の3つのものをそろえましょう。
乾いた布
乾いた布を2~3枚用意。着なくなった古着のTシャツなどでもOKです。
オイル
無垢材のお手入れには、乾性のオイルを使います。不乾性油は仕上げのあと、ベタつきのもとに。市販の家具用オイルか、もしくは亜麻仁油(あまにゆ)などの食用オイルでも、乾性であれば問題ありません。オリーブオイルやつばき油は不乾性油なので不可です。
サンドペーパー(紙やすり)
サンドペーパーは「番手」という単位によって、目の細かさが異なります。「#240」のように表記され、この数字が大きくなるほど、目が細かくなります。無垢材の学習机を手入れするなら、#240と#400の2種類を準備しておけばよいでしょう。
お手入れの手順
無垢材のお手入れは、6つのステップできれいに仕上がります。かんたんにできるので、ぜひお手入れしてみてください。場合によっては、いくつかの手順を省くことがあります。
ステップ1.サンドペーパーでけずる
ガンコな汚れやキズをとる場合は、サンドペーパーで研磨。このステップは、普段のお手入れでは省略してよいでしょう。最初に、目の粗いほうのサンドペーパー(#240)で当て木をしながらけずります。
このとき、キズや汚れの部分だけ局所的に研磨するのではなく、まわりも研磨します。気になる部分がけずれたら、次は目の細かいほう(#400)で仕上げです。
スポンジなど、ある程度やわらかいものを当ててすると研磨しやすいでしょう。
ステップ2.木くずをとる
研磨したときに出た木くずを掃除機で吸いとり、乾いた布で乾拭きしましょう。
ステップ3.オイルを塗る
乾いた布にオイルを染みこませて、天板を拭いていきます。木目に沿って拭くのがポイントです。できるだけ拭きムラがないように、全体にまんべんなく塗っていきます。天板を塗ったら、側面にもオイルを塗りましょう。
ステップ4.オイルを拭きとる
オイルを塗りおわったら、すぐに乾いた布で拭きとっていきます。拭き残しがないよう、きれいに拭きとるのがポイントです。1~2時間たつと、無垢材に染みこまなかった余分なオイルが出てくることがあるので、それも拭きとります。
ステップ5.乾燥させる
半日以上おいて、無垢材を乾燥。
ステップ6.布はじゅうぶん湿らせてから処分する
オイルを含んだ布は自然発火するおそれがあるため、水をじゅうぶん含ませてから捨ててください。
【注意点】無垢材には水をかけない!
木は、湿度によって膨張して反ったり、逆に収縮して割れ目がはいったりします。無垢材の家具を長く使っていくためにも、水をこぼしたりしたときにはすぐ拭きとるようにしましょう。水拭きは基本的に必要ありませんが、気になる方はかたく絞った布で拭いてもよいでしょう。
無垢材家具は一生モノ
無垢材の家具はきちんと手入れをすれば、いつまでも美しく、魅力のあるものになります。わくわくランドの無垢材学習机は、植物由来の自然オイル仕上げ。
木の呼吸を妨げず、無垢材がもつ本来のぬくもりと風合いを楽しむことができます。シックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒドの放散量がもっとも少ない、最高ランクF☆☆☆☆(フォー・スター)なので、お子さまにも安心です。ぜひ、一生モノの無垢材の学習机を探してみてください。