子供部屋にたくさんある、ぬいぐるみ。「毎日のように子供が遊んでいるから、きれいに洗濯したい!」という保護者の方も多いですよね。大きめのぬいぐるみが何個もある場合などは特に、自宅で洗うのが手間だったり難しく感じられたりするものです。そんな時に思い浮かぶのが、コインランドリーを利用する方法ではないでしょうか。今回は、ぬいぐるみはコインランドリーで洗濯できるのか、洗濯・乾燥させる時のポイントについて紹介します。
ぬいぐるみはコインランドリーで洗濯・乾燥できる?
はじめに、利用を考えているコインランドリーのルールや、ぬいぐるみに付いている洗濯表示を確認しましょう。
コインランドリーのルールを確認する
コインランドリーに置いてある洗濯機や乾燥機は店舗によって機種が異なり、使用ルールも店舗ごとに定められています。中には、ぬいぐるみの洗濯・乾燥が禁止されているところもあります。ぬいぐるみは、素材によって洗濯・乾燥中に生地が破れて中の詰め物が出てしまったり付属物が取れてしまったりする可能性があり、洗濯機や乾燥機の故障につながると考えられるためです。うっかり違反してしまうことのないよう、あらかじめ確認するようにしましょう。
ぬいぐるみに付いている洗濯表示を確認する
ぬいぐるみは、コットン、ポリエステル、ウール、レザーなどさまざまな素材でできています。さらに、中の詰め物も異なります。洗濯をする前に、お持ちのぬいぐるみに付いている洗濯表示を確認してみましょう。なお、2016年12月から国際規格に合わせた新しい洗濯表示(JIS L 0001)に変わり、記号が22種類から41種類に変わりました。洗濯表示が分かりにくい場合は、消費者庁のWEBサイトや政府広報オンラインなどで確認をしてみましょう。
参考:
消費者庁「新しい洗濯表示」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/laundry_symbols.html
政府広報オンライン「衣替えの季節です。あなたは正しく洗濯していますか?」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201812/2.html
ぬいぐるみを清潔に保とう
洗濯表示を確認して、「家庭洗濯ができる」「手洗いができる」ものだった場合は、年に1〜数回程度、洗濯をしてみましょう。1度洗ってみて型崩れが気になったり色落ちに気づいたりした場合は、頻度を抑えることをおすすめします。洗えないぬいぐるみについては、ウェットティッシュなどを活用して全体を拭き取ることで、清潔に保ちやすくなります。
ぬいぐるみを洗濯する時の手順とポイント
それでは、「家庭洗濯できる」ぬいぐるみを洗濯機で洗う時のポイントを、5つのステップに分けて説明します。
ブラッシング
はじめにブラッシングをして、ほこりやゴミを落としましょう。ぬいぐるみ専用のブラシも販売されているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
タオルや毛布などで包む
ぬいぐるみのサイズに合う洗濯ネットに入れましょう。さらに、タオルや毛布などで包むことで、ぬいぐるみの傷みや、ほかのぬいぐるみとの摩擦を防ぐことができます。
洗濯コースを選ぶ
ご家庭で使用している洗濯機によって表示は異なりますが、「おしゃれ着洗い」「ホームクリーニング」「手洗い」「ドライ」といったコースを選びましょう。心配な方は、取り扱い説明書を確認してみてくださいね。
脱水
脱水を行うと、型崩れしてしまう可能性があります。初めて脱水をする際は短めに設定し、様子をみるようにしましょう。
陰干し
脱水が完了したら、ぬいぐるみの形を整えて、陰干しをしましょう。ほかの洗濯物と同じように、サーキュレーターなどで風を当てると乾きやすくなるのでおすすめです。直接、洗濯バサミでとめてしまうと跡がつき、型崩れもしやすくなるため注意してください。
ぬいぐるみを手洗いする
「手洗いできる」ぬいぐるみであれば、洗濯機を使用せず、ぬいぐるみのサイズに合わせた容器を用意しましょう。そのほか必要なものは、洗濯機を使用する場合と同じです。
ブラッシング
洗濯をする時と同じように、はじめにブラッシングをして、ほこりやゴミを落としましょう。
容器に水と洗剤を入れる
用意した容器に、水(またはぬるま湯)と適量の洗剤を入れましょう。
押し洗い
ぬいぐるみを入れて、押し洗いをしましょう。特に汚れが気になるところは、丁寧にこすってみましょう。
すすぐ
きれいな水を入れて、すすぎを繰り返します。泡が気にならなくなるまで、数回繰り返しましょう。柔軟剤を利用する場合は、つけ置きをしてから再度すすぎましょう。
脱水する(洗濯機を使用する場合と同じ)
ぬいぐるみを洗濯ネットに入れてタオルや毛布などで包み、脱水をしましょう。脱水を行うと、型崩れしてしまう可能性があります。初めて脱水をする際は短めに設定し、様子をみるようにしましょう。
陰干し(洗濯機を使用する場合と同じ)
脱水が完了したら、ぬいぐるみの形を整えて陰干しをしましょう。ほかの洗濯物と同じように、サーキュレーターなどで風を当てると乾きやすくておすすめです。直接、洗濯バサミでとめてしまうと跡がつき、型崩れもしやすくなるため注意してください。
ぬいぐるみのクリーニングサービスも
ご家庭でぬいぐるみを洗濯するのが手間だったり難しいと感じたりする場合は、クリーニングサービスを検討してみましょう。値段は、大きさや素材によって変わりますので、WEBサイトでチェックしてみましょう。
ぬいぐるみの保管方法に気をつける
せっかくきれいに洗っても、床に散らばっている状態が続けば、すぐに汚れてしまいますよね。お子さんが自分で片づけやすいように、おもちゃの収納ラックやおもちゃ箱を子供部屋に用意することをおすすめします。選ぶ時のポイントは、機能性と安全性です。お子さんが使いやすいサイズ感か、出し入れしやすい収納設計になっているかなどを確認しましょう。お子さんがぶつかってしまっても安全なように、角や脚の部分が丸く加工されているものを選びましょう。
https://www.kagu-wakuwaku.com/products/list?category_id=667
まとめ
今回は、「ぬいぐるみはコインランドリーで洗濯できる?」と気になっている方に向けてお届けしました。ぬいぐるみをコインランドリーで洗濯できるかは、コインランドリーの使用ルールや、ぬいぐるみに付いている洗濯表示によって異なります。うっかりコインランドリーで洗ってしまい、ぬいぐるみが型崩れしてしまったりコインランドリーの洗濯機や乾燥機を故障させてしまったりすることがないよう、事前にしっかり確認することが大切です。
ご家庭の洗濯機で洗う場合は、最初にブラッシングをする、タオルや毛布などで包む、優しく洗えるコースを選ぶ、脱水は短めに行う、陰干しをする、などのポイントがあります。手洗いをする場合は、優しく押し洗いをして、しっかりすすぐことがポイントになります。なお、クリーニングサービスを利用する方法もありますので、気になる方は検討してみてください。
ぬいぐるみを清潔に保つためには、収納方法を工夫することも大切です。お子さんが安心・安全に使える子供用の収納ラックの設置を検討してみましょう。