子どものころから簡単にできるおままごとには知育効果もあります。
家族の役割を演じたり、料理の真似をしたりといったおままごとにはどのような知育効果があるのかについて紹介します。
おままごとグッズならなんでもよい、というわけではなく、より知育効果を高めてくれるグッズを選ばなければなりません。その選び方についても解説します。
おすすめのおままごとグッズも4つ紹介しますので、ぜひおもちゃ選びの参考にしてください。
おままごとが子どもに与える知育効果5つ
子ども同士で遊んだり、家族で遊んだり、1人で遊んだり、おままごとにはいろいろな遊び方があります。
おままごとをとおして子どもが身につけられる能力、知育効果についてチェックしていきましょう。
想像力を高める
おままごとは、ご飯を食べるフリ、料理をするフリ、買い物をするフリなど、大人の行動やテレビで見たことの真似をすることが多いです。
この真似から始まり、遊び慣れていくにつれて、成長するにつれて自分の想像を活かした遊び方ができるようになります。
どんな味がするか、どんな料理をするか、何を買えばいいか、自分の役割ならどんなことをいうかなど、おままごとでは自分で考えるシーンが多くあります。
想像力が高まり、感性も豊かに育んでいけるでしょう。
コミュニケーション能力を高める
おままごとは1人でもできますが、家族や保育園、幼稚園などでいろいろな人を相手に一緒に遊ぶことも多いでしょう。
その際にお母さん役、お父さん役など、役割を決めて遊ぶとコミュニケーション能力を高められます。
小さいころは役割分担を決めるのは難しいですが、4、5歳ぐらいになると自然と家族構成を自分で考えて決めていけるようになります。
自分としてではなく、その役として何をすべきか、何をいうべきかを自分で考えることでより想像力が高まるだけでなく、相手の発言を聞いたうえで何と返事すべきか考えるのでコミュニケーション能力も身につきます。
おままごとは、ほかの人とたくさん話すので、会話のレベルを上げることも可能です。
語彙力が身につく
おままごとは言葉をたくさん使います。
お店の店員さんやお医者さん、お父さんなど、普段の自分ならしないような言葉遣いをしたり、いい慣れない言葉を思い出して使ったりすることもあります。
また、一緒に遊んでいる子どもや大人の言葉を聞いてそこから学ぶこともあります。
野菜を切る音、食材を焼く音、動物の鳴き声などの擬音もおままごとから学べます。
身近に聞こえている音を言葉で表現する方法を身につけるためには、大人が積極的にこのような擬音語を使うことも大切です。
社会のルールが身につく
おままごとをすると自然と小さな社会ができあがります。
家族、お店、街などを自分たちで作ることになりますが、その際に社会のルールも形成されていきます。
お店ではお金を払わないといけない、家族や街の人には挨拶をしなければいけないなど、ごく自然なルールから、子どもたちが独自に作るルールもあります。
このルールがきっかけで子ども同士がけんかをしてしまうこともあります。
作ったルールが間違っていた場合はどうすれば改善できるのか、けんかをせずにおままごとを楽しむにはどうすればよいのかを考えることで、社会のルールを守ることの大切さを学べます。
みんなが楽しむためにはどんなルールが必要なのか考えることも、社会で生きていくうえで大切な能力です。
他人への思いやりの心が生まれる
おままごとでいろいろな役割を演じている内に、他人を思いやる気持ちも身につきます。
おじいちゃん役をすれば、体を思うように動かせない苦しさを考えるきっかけになり、おじいちゃん役の子に接する子どもも、ゆっくり話しかける、歩くのを手伝ってあげるなどの体験ができます。
自分がこの立場だったらこうされたい、ああいうことをいわれると嫌な気持ちになるのではないかなど、他人への思いやりがどんどん育まれていきます。
また、偏見を持たない、差別をしないといったことにもつながります。
おままごとグッズを選ぶ際の4つのポイント
おままごとは能力を引き出す知育に役立ちます。
どのおままごとグッズでも同じというわけではなく、より子どもの想像力を高めてくれる、安心して遊べるものを選ぶことが大切です。
おままごとグッズを選ぶ際のチェックポイントを4つ紹介します。
シンプルさが大切!
おままごとグッズを選ぶときはデザインのシンプルさを重視しましょう。
シンプルであればあるほど子どもの想像力が高まります。
リアルな質感やデザインのおままごとグッズもたくさんありますが、それでは子どもの想像力を育むことができません。
完成された料理、切られた野菜・魚などはそれ単体でしかおままごとに取り入れることができず、ほかのものに見立てて遊ぶ、想像力を働かせて別の遊び方をするという使い方もできません。
シンプルなものがたくさんあればいろいろな活用方法があるので、その都度買い足す必要もなく、片付けのときの分類も楽です。
一見面白味のないシンプルなデザインのおままごとグッズこそ、子どもの成長をサポートし、長く使い続けられます。
人形と一緒におままごとをする
子どものコミュニケーション能力を高めるためには、人形と一緒におままごとをするのもおすすめです。
自分が役を演じるのではなく、人形に役を与えることで1人で何役も演じることができます。
人形に話しかける、人形に会話をさせるなどで人同士のコミュニケーションのシミュレーションをし、その中で相手を思いやる気持ちや社会のルールを守る大切さを学んでいきます。
人形があると、人形同士でおままごとをさせるだけでなく赤ちゃんやペットなどの役を作ることもできます。
おままごとの幅が広がり、子どもの想像力を豊かにするサポートをしてくれるでしょう。
人形も、いろいろな使い方ができるシンプルなものがおすすめです。
赤ちゃんの見た目や動きをリアルに再現したものやしゃべったり動いたりする人形も楽しいですが、それでは自分で考えて話しかけたり役を与えたりできなくなってしまいます。
口に入れても安全なもの
おままごとでは料理をする、食事をする真似をすることも多いでしょう。
大きくなってからは食べる真似をすることも理解できますが、小さいうちは実際に食べることと食べる真似をすることの区別がつきません。
おままごとグッズを口に入れてしまうことも多々あります。
口に入れても、舐めても安全な素材でできているおままごとグッズを選びましょう。
植物由来の塗料を使っている、口に入りきらない大きさのものなどがおすすめです。
いろいろなものに触れたときの雑菌がついていたり、ほかの子どもが口に入れた唾液が付着していたりする可能性もあります。
遊び終わったら消毒することも忘れないようにしてください。
消毒しやすいように、凹凸の少ないデザインであることもおままごとグッズを選ぶ際のポイントです。
壊れにくく怪我をしにくいもの
まだ力のコントロールが難しい子どもがおままごとグッズを壊してしまうことのないよう、壊れにくい素材を選びましょう。
落としたり投げつけたりしても割れない、子どもが怪我をしないものはたくさんあります。
樹脂でできたもの、木でできたものなどがとくにおすすめです。
おままごとは年齢によって内容を変えよう
おままごとは、0歳の子どもはもちろん大きくなっても楽しめる、バリエーションの豊富な遊びのひとつです。
しかしどの年齢でもまったく同じおままごとをしているわけではありません。
年齢や子どもの個性に合わせて、遊び方、おままごとグッズの内容をグレードアップしていきましょう。
おままごとの内容を変えることで、子どもの成長を促すのにも役立ちます。
2歳まではごっこ遊びで動きを覚える
0~2歳まではまだ複雑なことはできません。言葉もどんどん理解していく最中です。
しかしこの時期の子どもは何でも吸収していきますので、子どもの成長の役に立つ簡単な言葉遊びやごっこ遊びができるおままごとグッズを選びましょう。
弱い力でも握れるシンプルな形のおもちゃ、間違って口に含んでも安心なおもちゃ、想像力を活かしていろいろなものに代用できるおもちゃがおすすめです。
1人では何をすればいいかわからないことがほとんどなので、大人が積極的に話しかけてあげましょう。
食材を切る真似、ごはんを食べる真似、電話で会話をする真似など、ごっこ遊びをとおしてさまざまな動きや言葉を教えられます。
5歳までは大人の真似をできるものを
3~5歳は大人の真似をしたがる時期です。
これまでのおままごとグッズでは真似をするためには不足を感じることもあります。
キッチンを再現したおままごとグッズやレジを再現したおままごとグッズなど、大人の真似を楽しめるおままごとグッズを選んでみましょう。
これらの大人の真似ができるおままごとグッズはリアルなものもたくさんありますが、先ほども解説したようにリアルであればあるほど子どもの想像力は育ちにくくなってしまいます。
シンプルな見た目のもの、優しい触り心地のものなど、長く使っていたいデザインを選びましょう。
キッチンやレジなどを再現したおままごとグッズは大きいため、場所を取ってしまいます。あれこれと買い与えているとキリがなくなってしまうので、本当に必要なのはどれなのか、子どもがしっかり遊んでくれるか、収納場所は確保できるかなどを考えて最適なサイズ、デザインのものを選ぶことも大切です。
6歳からはより本格的な設定ができるものを
6歳以上になるとより本格的なおままごと遊びをするようになります。
家族構成や料理の手順、お店のルールなど、大人顔負けの設定を自分たちで作り出すこともあります。
そんなおままごと遊びに対応できるような、こまごまとしたものを買い足していくのがおすすめです。
レジだけでなくお金の代わりになるものを用意する、連絡手段としてスマホの代わりになるものを用意するなどです。
この年齢になると間違っておもちゃを口に含むようなこともなくなり、小さなおままごとグッズも器用に扱えるようになります。
しかし、なくしたり壊したりしてしまいがちなので、遊び終わったらきちんと片付けることも徹底して教えるようにしましょう。
おままごとのおすすめ商品4選
おままごとグッズは、日本製品だけでなく海外製品も気軽に購入でき、その種類は数えきれないほどあります。
その中から厳選しておすすめの4つを紹介します。
先ほど紹介した選び方のポイントをクリアした、子どもの知育にぴったりのアイテムばかりです。
自分の子どもに買い与えるのはもちろん、プレゼントにも最適です。
おままごと トースター coromo(コロモ)
天然の木でできたトースターセットです。
暖かみがあるだけでなく、優しい触り心地、気持ちのよい音などを楽しみながらおままごとができます。
シンプルで可愛らしいデザインは、いつまでも見ていたくなってしまいます。
水性塗料を使用しているため、子どもが触っても舐めても安心です。
本物のトースターをしっかり再現しており、中に積み木を入れるだけでパンや食材を焼いているところを再現できます。
しっかり大き目のサイズなので、すでに持っているおもちゃと一緒にさまざまな遊び方ができるでしょう。
おしゃれなデザインなので、子どもが遊ばなくなったあとは裁縫道具や調味料など細かいものをまとめて入れる小物入れとしても活用できます。
coromo(コロモ)からはほかにも天然木でできた可愛くて優しいデザインのおままごとグッズがたくさん登場しています。
ぜひこのトースターと合わせてチェックしてみてください。
おままごと レジスター coromo(コロモ)
お店ごっこをするのに欠かせないレジスターも、天然木でできたものであればこんなに可愛らしくなります。
お札、コイン、カードもセットになっているのでこれ1つですぐに遊べます。
ボタンを押すことで子どもの指先を動かす練習にもなり、小さいころから知育玩具として役立てられます。
遊びながらお金の仕組みやものの価値などを知ることもでき、社会のルールを守ることの大切さも学べるでしょう。
お札やコインなどはリアルすぎず、シンプルなデザイン。そのため飽きることなく長くいろいろな遊びに使えます。
お店ごっこをすることで人とのコミュニケーション能力を高めることも可能です。
coromo(コロモ)のレジスターセットを使って、子どもの成長に役立つ遊び方を考えてみましょう。
おままごと13点セット パンケーキセット coromo(コロモ)
子どもから大人までみんなが大好きなパンケーキを模したセットです。
プレートなどのツールはもちろん、3つのサイズのパンケーキ、トッピングとしていろいろな遊び方を楽しめるフルーツやアイスクリーム、クッキーなどがセットになっています。
どんな盛り付けにするか考えたり、ツールや食材をどのようにしてほかの遊びに使うか考えたりすることで豊かな想像力と感性が身につくことでしょう。
すべて天然木でできており、積み重ねるだけでも触り心地や音を楽しめます。
細部までこだわったデザインですが子どもの想像を邪魔しないシンプルな仕上がりで、もちろん口に入れても安全です。
おままごと13点セット モーニングセット coromo(コロモ)
フライパン、まな板、ナイフ、フライ返しなどの調理器具と、パン、目玉焼き、ベーコン、レタスなどの食材が一緒になったモーニングセットです。
モーニングと言えども、これだけの種類があればいろいろなおままごと遊びに活用できます。
調理器具はすべて天然木の優しい仕上がり、食材は天然木をベースに、レタスやチーズなどの一部はフェルト製です。
優しい触り心地で、ついいつまでも触っていたくなることでしょう。
着色は水性塗料で、木のぬくもりを残したふんわりとした淡い色合いを楽しめます。口に入れても安心な基準をクリアしているという点も大きな魅力のひとつです。
おままごとを知育に役立てるために!
子どもの知育に役立つおままごとについて紹介しました。
おままごとをとおして子どもは想像力やコミュニケーション能力、協調性などを高めていきます。
どうせ同じ遊びをするなら、子どもの知育に役立つおままごとグッズを用意してあげましょう。
今回ご紹介した4つのおままごとセットもおすすめです。
シンプルで飽きのこないデザイン、安心に使える素材、塗料、年齢に応じて使い分けられるものなどをチェックしてみてください。