見た目が似ていても値段がまったく違うソファに、疑問を感じたことはありませんか?その差はいったいどこからくるものなのか、ソファの値段の理由についてまとめました。
ソファの値段に差がある理由とは
見た目だけではなかなか判断することができないソファの値段の差は、じつは見えないところに秘密があるのです。
値段の差は使われている素材の差
フレーム(外枠)、クッション(座面のスポンジ)、スプリング(クッションを支えるバネ)、張り地(表面を覆う生地)の4つで構成されているソファ。値段が大きく変わる多くの理由は、ここに使われる素材の違いによるものです。
ロイヤリティが発生するデザイナーズソファ
デザイン性の高い有名ブランドなどのデザイナーズソファも、ロイヤリティが発生するために、値段はやはり高めの設定に。大きいサイズはもちろん、素材やデザインにこだわるほど、一般的にソファの値段は高くなると言えますね。
値段に比例する製品の質
では、値段が違うとソファそのものはどう変わるのでしょうか。値段の高いソファは、フレームを加工したり、クッションを細部にまで被せるなど、品質を高めるために相応の手間をかけて作られています。
それに使用する素材自体も、より耐久性に優れた高価なものを厳選していますので、ソファの値段には製品の質も比例すると言っていいでしょう。
ソファの値段の違いをくわしく紹介
値段の差を知るには、ソファの内部構造を理解するのが一番!部分別に価格の違いを紹介しましょう。
フレーム
ソファの骨組みともなるフレームの素材には、無垢の板か合板か、どちらが使われているかによって値段にも差が出ます。
無垢材は合板に比べて高価な素材ですが、適度にしなりがあって劣化が少ないため、耐久性は抜群。合板はリーズナブルなものの、無垢材よりも強度は劣りますので、確認しましょう。
格安なソファの中にはフレームがない製品もありますが、耐久性には不安が残りますので注意が必要です。
スプリング
クッションの下でバネとなり、荷重を支える役割のスプリングも、価格に大きな違いを生みだす要因の1つ。
クッション性の高いスプリングのソファほど値段は高めですが、耐久性や座り心地のよさも、それにともなって上がっていきます。低価格帯のものによく使用され、安定した座り心地を実現するウェービングテープ。
さらに、Sバネ、コイルスプリング、ポケットコイルスプリングの順に座面の柔軟性が高まり、連動するようにソファの値段も高くなるのです。
クッション(ウレタン)
ウレタンと呼ばれるソファのクッション材は、その密度によって、値段だけでなく、耐久性や復元性(スポンジが元に戻る力)にも違いが出ます。
気泡の小さい高密度のウレタンの方が、クッションの弾力が持続してへたりにくくなるため、ウレタンの密度は重要なポイント。
高級なソファになるほど、座面のウレタンを複数重ね、座り心地をよくするなどの手間がかかっているものです。より高価なものになると、ウレタンの上にフェザー(羽毛)を入れるため、羽毛布団のように空気を含みやすく、長持ちします。
張り地
見た目でもっとも値段を判断しやすいのが、ソファの表面材である張り地の部分。素材それぞれに、価格と特長が大きく変化します。
一番高価な本革は、お手入れの手間はあるものの、とても長持ちする素材。革の面積が広いものほど高いですが、縫い目が少ないためにほつれにくく丈夫です。
布地であるファブリックはバリエーションが豊富で、値段としては中間帯。扱いやすいですが傷がつきやすい合成皮革は、もっともリーズナブルな張り地になります。
値段と質のバランスがとれたソファを探そう
ソファそのものの「安心度」を表すものでもある値段。製品の中身を理解し、自分が求める品質と価格のバランスがとれた時に、初めて満足するソファに出会うことができます。
わくわくランドのソファやクッションは、低価格品から高級感のあるものまで、いろんなニーズに答えられるよう、価格も種類も豊富。ぜひ、当店で満足の一点を探してみてください!