学習机用のデスクライトを選ぶとき、選び方はなにを基準にすればいいでしょうか。ぜひおさえておきたい選び方のポイントを、4つにしぼってご紹介します。
選び方その1.電球できめる
デスクライトに使われている照明は主にLED、蛍光灯、白熱電球があります。それぞれに特徴があるので、電球の選び方で使用感は大きくちがってきます。
LED
消費電力は白熱電球の8分の1、寿命はおよそ40,000時間で他の電球の3倍から40倍以上!非常にすぐれた性能で注目をあつめ、最近の主流となっている照明がLEDです。LEDは明るさも文句なしで、さらに高温にならないので子どもにも安心。
ただし、欠点のないように見えるLEDですが、学習机のデスクライトとして使用する場合、明るさにムラができやすいというデメリットがあります。
蛍光灯
事務所や店舗など、さまざまなスペースで照明として使われているのが蛍光灯。蛍光灯の特徴としては、面で照らすので明るさのムラができにくいことがあげられます。ただし、チラつきが発生したり、LEDにくらべると寿命がはるかに短いなどのデメリットもあります。
白熱電球
電球といって思い浮かべる形は、白熱電球の丸い形ではないでしょうか。古くからあって愛されている電球で、価格も安く交換も簡単というメリットはあるものの、寿命が短くて非常に熱くなるといったデメリットから、最近のデスクライトの電球としてはあまり採用されていません。
それぞれの電球ごとの魅力はありますが、消費電力や電球の寿命など、コストパフォーマンスの点から、デスクライトの電球はLEDが主流となっているのが現状のようです。電球の種類で迷ったら、まずはLEDにしてみましょう。
選び方その2.シェードの幅できめる
デスクライトの選び方で、シェードの幅で悩む人はすくないかもしれません。しかし、特にLEDの照明の場合、シェードの幅の選び方は、学習机の使い心地を左右する重要なポイントです。
LEDは蛍光灯にくらべると光が拡散しにくいため、強い光が狭い範囲に集中しやすく、照明による明暗の差が大きくなります。明暗の差が大きいと目にかかる負担も大きく、疲れ目や視力低下につながる可能性も無視できません。
集中している範囲とその周辺の視界は明るくしたいので、シェードは学習机の天板全体を照らせるくらいの幅にするのが、かしこい選び方だといえるでしょう。
選び方その3.LEDの明るさと数できめる
デスクライトの照明として主流のLEDですが、明るすぎて目に負担がかかりやすいという面もあります。LEDは蛍光灯とちがって点で照らす電球なので、広い範囲を照らすためにデスクライトには複数のLEDが並べられています。
そのLEDの個数とひとつひとつの明るさが、デスクライトの選び方の大きなポイント。明るいLEDを少なめに並べている場合と、明るさをややおさえたLEDを多めに並べる場合、少なめに並べている方が明るさでもコストパフォーマンスでも優秀になります。
しかし、明るすぎるのも問題で、暗い部分との差がはげしくなるので明るさにムラが目立ってしまい、さらに光源が少ないと影もできやすくなります。
目への負担や使いやすさを考えるなら、なるべく広い範囲を均一に照らせるようにLEDをたくさん並べたタイプを選ぶようにしましょう。
選び方その4.調光、調色機能できめる
光の調節がどれだけ自由にできるかも、デスクライトの選び方の重要なポイントです。同じ明るさの光でも、周囲の明るさや目の疲れ具合などで、光の感じ方はちがってくるので、光の加減を調節する機能は大切です。
デスクライトの光の加減をする機能は「調光」と「調色」の2つ。「調光」は光の強さを調節する機能で、「調色」は光の色あい(温度)を調節する機能です。
集中をしたいときは白色、リラックスしたいときは黄色と言われていますが、学習机で勉強をするときでも、白色ではまぶしすぎると感じた時には黄色を足して調整すると光の強さもやわらぎます。
正しいデスクライトの選び方をおさえましょう
コストパフォーマンスにすぐれたLEDが主流の学習机用デスクライト。LEDの光の強さと、明るさのムラができやすい点を理解して、正しい選び方を身につけましょう。できるだけ、学習机の全面を均一に照らせるデスクライトを選んでください。
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