ままごとの歴史が、平安時代にあることをご存知ですか!?いつの時代にも子どもたちに人気のままごと。今回はその起源や移り変わりなど、ままごとの歴史についてご紹介します。
ままごとの語源は「飯事(ままごと)」
ご飯のことを、幼いころに「まんま」と呼んでいた方も多いのではないでしょうか。これは飯を食べるという意味の、「飯事(ままごと)」からきたものです。
この「まんま」の発音が、遊びとしての「ままごと」の語源といわれています。現在のままごと遊びでも、料理を作ったりする家庭的な場面が多いですが、これは由来となった語源から歴史が続いている証と言えます。
実は歴史が古いままごと
では、ままごとの起源はどこから来たのでしょうか。その歴史はなんと平安時代までさかのぼります!ままごとの歴史を見ていきましょう。
平安貴族の遊びが起源
ままごとは、現在では庶民的な遊びとして広まっていますが、その歴史のはじまりはなんと平安貴族の紙人形遊び!
貴族の子どもたちのあいだで、紙人形を使って食事や祭りのまねごとをしていたのが、現代までつながるままごと遊びのルーツと言われています。その歴史の古さは驚くべきことです。
江戸時代に庶民にも定着
こうした貴族の遊びが、庶民のあいだに広まったのが江戸時代です。それまで貴族の子どもたちは、貴金属や高価な塗り物をままごとの道具として使っていました。
庶民はこうした高価な道具を使わず、木や紙を使うことで代用。庶民にとっても親しみやすい遊びとして定着し、人々に広がっていきました。
道具への変化が起こった明治時代
道具の変化は、その後の歴史からもうかがえます。幕末から明治初期、ままごとで使う道具としてブリキのおもちゃが広まります。これはままごと専用のおもちゃのルーツと言えるでしょう。
その後、明治中期から後期にかけて、土製のものやガラス製のものが販売されるなど、「ままごとのためのおもちゃ」が一般的に普及し、現代につながる歴史の流れが作られました。
多様なおもちゃがある現代
こうした歴史の流れをたどり、現代ではままごとがより実際の生活に近いかたちで遊ばれています。とくにおもちゃの進化は驚くべきもの。フライパンや鍋などの道具はもちろん、ミニサイズのキッチンやレンジなども販売されています。
歴史のなかで道具が変化してきたように、現在でもままごと道具はどんどんと進化を続けています。
ままごとはどうして人気を集めたの?
こうした道具の変化などを経て、ままごとは庶民にとって親しみやすい遊びとして浸透していきました。では、ままごとはどうしてこれほど人気を集めたのでしょうか?
まねごとが子どもの遊びの基本
子どもにとって遊びとは、単に楽しいだけでなく、大人のまねごとをするという意味があります。両親の口癖やしぐさを子どもが覚えるのも、大人のまねごとをしているから。
ままごとは食事や生活など、日常の風景を再現する遊びです。「まねをする」という子どもの基本的な楽しみと、「再現する」というままごとの遊び方は、とても相性がよいもの。
こうした相性のよさが、歴史的にままごとが人気となった理由と言えるでしょう。
子どもの成長によいままごと
ままごとは日常生活をまねするため、子どもの成長にもよいとされています。食事や生活のマナーだけでなく、複数の子どもと遊ぶことで、社会性や協調性を学ぶきっかけとなります。
子どもたちの成長のためにも、今度の休日にはままごとグッズを探してみてはいかがでしょうか!
歴史あるままごとは今なお「新しい」遊び
ままごとの歴史をさかのぼると、歴史の古さや道具の変化に驚かされます。古くから親しまれるままごとは、子どもたちの成長にとってよいだけでなく、いつまでも「新しい」遊びとして広まっています。
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